インフォメーション

2026-05-10 20:49:00
【活動報告】GW期間中のドローン播種・散布作業と「空港周辺空域」の正しい知識について

2026年度のゴールデンウィークも本日5/10最終日を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか。 アグリ コ・クリエーションでは、この連休中もドローンによる水稲の直播(播種)および除草剤散布の受託作業に邁進しておりました。

GWの稼働状況:約10haの播種が完了

今年のGWは、5月1日〜2日、および4日が雨や強風に見舞われる荒れた天候となりましたが、合間の5月3日、5月5日〜7日は天候・風ともに安定し、絶好の「ドローン播種日和」となりました。

おかげさまで、計4軒の生産者様よりご依頼いただいた約10haの播種作業を無事に終えることができました。残るは約5ha、完遂に向けて引き続き集中して取り組んでまいります。

知っておきたいドローンの知識:空港周辺の「空域制限」について

今回、新潟市東区の生産者様より直播のご依頼をいただきました。このエリアは新潟空港の周辺に位置しており、航空法上の「制限表面」にかかるエリアです。

以下の図の📍マークが、今回実際にドローン播種を行った圃場です。

新潟空港飛行制限.png

ご覧の通り、作業場所は新潟空港の制限空域(緑色のエリア)の中に位置していますが、ここで重要になるのが「高さ」の考え方です。

【解説:空間の制限という考え方】 ドローンスクールや講習を受講された方の中でも、空港周辺の飛行禁止空域を「地上すべてが飛行禁止」と誤解されているケースが意外に多いです。しかし、この制限は地図上の面(平面)だけでなく、地表から何メートルかという「空間(高さ)」の制限です。

今回のケース: 飛行させたエリアは、空港敷地の滑走路から標高(海抜)45m以上が飛行禁止空域となっています。

農業用ドローンの運用: 実際の播種作業での飛行高度は3〜4m程度です。

つまり、海抜45mに達しない極低空での作業であれば、この空域制限には抵触しません。

安全な運用のために

空港周辺などの制限エリアを正しく認識し、ルールを遵守して飛行させることは、安全にドローンを活用するために不可欠です。

飛行禁止エリアの確認は、国土地理院の地図を利用すると、海抜や距離の確認が出来るので便利です。

アグリ コ・クリエーションでは、こうした航空法や規則を徹底して確認し、周辺環境に合わせた安全な施工を行っております。「空港に近い場所だけど大丈夫かな?」と不安をお持ちの生産者様も、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

2026-05-01 08:57:00

早いもので、2026年も1/3が過ぎようとしています。 去る4月30日、新潟大学フィールドセンターにて、今年4月より正式稼働となった「コメと環境の共創イノベーションセンター(iRICE)」における取組の一つ、「陸稲(おかぼ)栽培」についての打合せを行いました。

当日の様子

打合せには、本プロジェクトの資材提供元である株式会社NORINAの小澤社長も参加し、iRICEに携わる新潟大学の皆様と今後の栽培計画について具体的な協議を行いました。

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写真:新潟大学フィールドセンターにて (左から)新潟大学 田中様、株式会社NORINA 小澤社長、小生(原)、新潟大学 佐藤様、新潟大学 相馬様

打合せに先立ち、フィールドセンター内の圃場近くにて記念撮影を行いました。当日は天候にも恵まれ、新プロジェクトの始動にふさわしい清々しい一日となりました。


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写真:作業準備に向けた播種機の確認

打合せの後半では、実際の作業開始に向けた準備として、播種機(種まき機)の確認を行いました。現場スタッフの方々も交え、機械のセッティングや圃場への適合性について、実機を前に詳細な確認作業を進めました。


畑でお米を育てる「陸稲」への挑戦

「陸稲」とは、水を張った水田ではなく、通常の畑で栽培する稲のことです。もし「畑で主食米が収穫できる」ようになれば、農業の可能性は飛躍的に広がります。

メディア等で取り上げられている乾田直播栽培とは違います。

しかし、これまで陸稲の普及が進まなかったのには、収量や食味、栽培管理の難しさといった明確な課題がありました。新潟大学iRICEでは、これらの課題を解決すべく、「陸稲による主食米品種」の研究開発に真っ向から取り組みます。

世界をリードする「スピードブリーディング:Speed Breeding(高速育種)」

現在、新潟大学五十嵐キャンパス内では、年間で驚異の「6期作」を可能にするスピードブリーディング施設の建設が進められています。

  • 日本の稲作: 通常1年1回(1期作)

  • 東南アジア: 2~3期作

  • 一般的な研究機関: 3~4期作

  • 新潟大学の新施設: 年間6期作

この施設は、栽培サイクルを劇的に短縮するだけでなく、今後懸念される「高温環境」や「乾燥環境」を人工的に再現することも可能です。過酷な環境に耐えうる次世代の稲を、これまでにないスピードで開発する拠点となります。

弊社もドローン技術を中心に、このiRICEプロジェクトへ共創パートナーとして参画し、持続可能な農業の未来に貢献してまいります。


詳細と参画について

iRICEの活動詳細や最新情報については、公式ウェブサイトをご覧ください。

▼コメと環境の共創イノベーションセンター(iRICE)公式サイト https://irice.nu.niigata-u.ac.jp/

現在、新潟大学ではiRICEへの参画企業様も広く募集しております。 産学連携による農業の革新にご興味のある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

2026-04-24 19:45:00
🌸 庭のウコン桜と、最新ドローンによる肥料散布の記録

庭のウコン桜が、淡い黄緑色からほんのりと赤みを帯びてきました。季節の移ろいを感じる中、本日は農業用ドローン XAG P100Pro を投入し、肥料散布作業を実施しました。

📊 作業データ:1haのスピード散布

今回のミッションは、1ヘクタールの圃場に合計300kgの肥料を均一に届けることです。

  • 積載量(ペイロード): 50kg

    • 効率化のため、一袋15kgの肥料を3袋(計45kg)ずつ搭載。

  • 作業時間: 1時間弱

    • 人力や従来の機械とは比較にならない圧倒的なスピードで、ムラなく均一に散布を完了しました。

🤖 AIが最適化するスマート農業

特筆すべきは、フライトアプリのアップデートによる「効率の進化」です。

  1. 自動帰還&再開: 肥料が空になると自動で離発着ポイントへ帰還。補充後は、中断した地点へ正確に戻って作業を再開します。

  2. AIルート再構築: 残りの散布ルートをAIがリアルタイムで解析。飛行時間とバッテリー消費量を計算し、最も効率的な再開ポイントとルートを自動で組み立てます。

  3. バッテリー管理: 今回は残量45~50%を目安に、計2回のバッテリー交換で全工程を走り抜けました。

ドローンの進化により、重労働だった肥料散布が「短時間」で「精密」に行えるようになっています。AIによるルート最適化は、現場の判断を強力にサポートしてくれる頼もしい機能です。

今後も、こうしたスマート農業の最前線を活用し、効率的で持続可能な農業に取り組んでまいります。

2026-04-17 20:02:00
【活動報告】佐渡にて250haの圃場測量を実施しました

2026年4月16日〜17日の1日半にわたり、新潟県佐渡市にて今シーズンのドローン農薬散布に向けた圃場測量を実施いたしました。

今回のミッションでは、XAG製ドローンでの自動航行を予定されている生産者様のご依頼により、**約250ha(ヘクタール)**もの広大な面積を空撮測量いたしました。

250haとはどのくらいの広さ?

数字だけでは想像しにくいですが、身近なものに例えると驚きの広さです。

  • 東京ドーム:約53個分

  • サッカーコート:約350面分

  • 卓球台:約600,000台分

  • 東京ディズニーリゾート全体:約200ha(ミッキーもびっくりの広さ!)

  • モナコ公国:約202ha(一国よりも広いエリアをカバー!)

現場で即座にデジタルマップ化

今回の測量は1回あたり約15haのペースで行い、撮影したデータは送信機(プロポ)内のアプリにて即座に分析・変換。XAG製農業用ドローンへ、その場でデジタルマップ情報を共有することが可能です。

ドローン側の端末モニター上では、数センチメートル単位の誤差という極めて高い精度で圃場マップが登録されます。

測量・登録のメリット

  • 歩く必要なし:広い圃場の外周を歩いて登録する手間は一切ありません。

  • 自由なカスタマイズ:圃場1枚ごとの登録はもちろん、広範囲エリアをまとめて登録することも自由自在です。

  • 即戦力:現場でデータ変換ができるため、すぐに散布作業へと移行できます。

デジタルマップサービスのご案内

XAG製ドローンを活用されている生産者様にとって、この測量システムは作業効率を劇的に向上させる大変便利な機能です。

現在XAG製ドローンを活用中の方、または導入を検討されている方は、ぜひ弊社のデジタルマップ作成サービスをご検討ください。広大な面積の測量も、スピーディーかつ正確にサポートいたします。

今シーズンの効率的で安定した除草剤、追肥散布、防除作業に向け、ぜひお気軽にお問い合わせください!

2026-04-15 00:02:00

先日、SNSやお問い合わせで「籾コーティングの際、水はどのくらい霧吹きすればいいですか?」というご質問をいただきました。

実は、水分量は「CC(ミリリットル)」などの数値で覚えるよりも、回転している籾の「動き」の変化で判断するのが最も確実です。

本日公開した動画では、水が足りない状態と、ちょうど良い状態の比較を分かりやすく解説しています。

解説のポイント

  1. 水分が足りない状態(動画前半)

    • 籾が綺麗に回転して動いています。

    • この状態だとコーティング粉が籾に付着せず、ドラムの底に粉が溜まってしまいます。

  2. 最適な水分量(動画中盤〜)

    • 霧吹きを続けると、籾同士が適度な粘り気でまとまり始めます。

    • 「左側の乾いた籾に比べて、右側の濡れた籾の回転が少し停滞(ゆっくりに)なった瞬間」が、水分OKのサインです!

  3. 注意点

    • 水が多すぎると今度は「だま」になってしまうため、籾の動きが重くなり始めたら霧吹きを止め、粉の付き具合を確認してください。

スマート農業における「直接播種(ちょくはし)」の成功は、丁寧な催芽とコーティングから始まります。 動きの細かな変化をマスターして、質の高いコーティングを目指しましょう!

ご不明な点があれば、お気軽にアグリ コ・クリエーションまでお問い合わせください。

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