インフォメーション
先日、SNSやお問い合わせで「籾コーティングの際、水はどのくらい霧吹きすればいいですか?」というご質問をいただきました。
実は、水分量は「CC(ミリリットル)」などの数値で覚えるよりも、回転している籾の「動き」の変化で判断するのが最も確実です。
本日公開した動画では、水が足りない状態と、ちょうど良い状態の比較を分かりやすく解説しています。
解説のポイント
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水分が足りない状態(動画前半)
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籾が綺麗に回転して動いています。
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この状態だとコーティング粉が籾に付着せず、ドラムの底に粉が溜まってしまいます。
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最適な水分量(動画中盤〜)
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霧吹きを続けると、籾同士が適度な粘り気でまとまり始めます。
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「左側の乾いた籾に比べて、右側の濡れた籾の回転が少し停滞(ゆっくりに)なった瞬間」が、水分OKのサインです!
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注意点
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水が多すぎると今度は「だま」になってしまうため、籾の動きが重くなり始めたら霧吹きを止め、粉の付き具合を確認してください。
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スマート農業における「直接播種(ちょくはし)」の成功は、丁寧な催芽とコーティングから始まります。 動きの細かな変化をマスターして、質の高いコーティングを目指しましょう!
ご不明な点があれば、お気軽にアグリ コ・クリエーションまでお問い合わせください。
今年度より、新たにドローン直播(ちょくは)に取り組まれる生産法人様より、籾のコーティングのご依頼をいただきました。
ドローン直播は、育苗の手間を省き、作業の効率化を図れる注目の技術です。今回はその準備段階である「籾のコーティング」の様子をご紹介します。
1. 前処理:鳥害対策の「キヒゲンR-2」を配合
カルブレンドコーティングの準備として、まずは鳥による食害を防ぐため、忌避剤**「キヒゲンR-2」**を籾に混ぜていきます。ミキサーを使用して、ムラがないよう均一に攪拌(かくはん)します。
2. 乾燥作業
十分に混ざった籾は育苗箱に移し、風通しの良い場所で1〜2日程かけて乾燥させます。
3. 本コーティングへ
乾燥後、いよいよ「カルブレンドパウダー」を使用した本格的なコーティング作業に入ります。これにより、ドローンでの播種に適した、適度な重さと保護層を持つ籾に仕上がります。
農業の効率化を支える技術として、今後もドローン直播への取り組みをサポートしてまいります!
4月3日、3日ぶりとなる快晴に恵まれた絶好のフライト日和の中、新潟大学の三ツ井特任教授からのご依頼でデモ飛行を実施いたしました。
今回のミッションは、新潟大学が研究開発した「暑さに強い新大コシヒカリ」の試験栽培圃場におけるデータ収集です。
赤外線カメラによる精密な温度解析
使用機体は、高度なセキュリティと赤外線(サーマル)カメラを搭載したParrot社製「Anafi USA」。 試験圃場の上空からリアルタイムで温度測定を行い、得られたデータの視覚化や解析手法について三ツ井先生と入念な確認を行いました。
画像にあるサーマルマップ(熱分布図)では、圃場内のわずかな温度差も鮮明に捉えることができており、今後の研究におけるドローン活用の有効性を改めて実感する機会となりました。
業務終了後は、春の柔らかな日差しを感じながら海岸線をドライブ。寺泊の鮮魚市場(魚の市場通り)で休憩。
スマート農業の技術が、三ツ井先生が進める次世代の米作り研究に少しでも寄与できるよう、今後も技術研鑽に努めてまいります。
いよいよ本格的な農繁期を前に、当社では籾のコーティング作業を開始いたしました。
今回は、委託をいただきました早生品種「ゆきん子舞」および中生品種「コシヒカリBL」のカルブレンドコーティング施工を実施。順調に作業が進んでおります。
カルブレンドコーティングのメリット
今回の施工で採用している「カルブレンド」には、従来のカルパー16等と比較して大きな利点があります。
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長期保存が可能: 施工後、約8週間の保存が可能です。
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計画的な作業: 播種(種まき)当日に合わせて慌ててコーティングを行う必要がありません。
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最適な播種タイミング: 事前に準備を済ませておけるため、天候や圃場のコンディションが最も良いタイミングを逃さず播種作業を行うことができます。
当社では、高品質な米作りの第一歩となる種籾の準備を、一つひとつ丁寧に行っております。
現在、農業用ドローンの多くは4つのローターを持つ「クワッドコプター」が主流ですが、このV40は2つのローターで飛行する**「Twin Rotor(ツインローター)」**という画期的な構造を採用しています。
XAG V40の特徴とメリット
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革新的なチルト機構: ローター部分が可動するチルト機構により、機体の飛行姿勢を緻密に制御。2枚プロペラながら、非常に安定した飛行が可能です。
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高い散布効率: プロペラが2枚のため、飛行時の乱気流が抑えられます。その結果、プロペラ直下のアトマイザーから放出される微細な霧が、気流に乗って効率よく広がります。
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大型機並みの散布幅: 機体自体は液体16L、粒状16kgを積載する「中型クラス」ですが、この効率的な気流のおかげで、大型ドローンに匹敵する散布幅を実現しています。
メンテナンスと今後について
今回の点検でも、その安定した飛行と散布性能を再確認することができました。
残念ながら、近年のドローンの大型化トレンドに伴い、XAGのツインローターモデルは後継のV50(20L/20kg)をもってシリーズ終了となりますが、その独特なフォルムと高い実用性は今なお多くの現場で支持されています。
弊社では、こうした最新鋭から希少なモデルまで、農業用ドローンの点検・整備を通じて、地域のスマート農業をサポートしてまいります。








