インフォメーション
今年の栽培用コシヒカリBL籾の殺菌殺虫消毒を行いました。
籾消毒は60℃のお湯に短時間浸ける温湯消毒と殺菌殺虫剤を含んだ水に籾を浸けて行う方法が一般的です。
今回はドイツ企業バイエル(Bayer AG)のグループ企業バイエル クロップサイエンスの取扱資材ペリディアム・クオリティ009というポリマー剤を使用し、新しい手法での籾消毒バイエル シードグロース®を行います。
今回使用する薬剤4種です、小さい容器がポリマー剤です。
一回分の薬剤をシリンジを使い規定量取り出し混合していきます。
カップはデジタル秤の上に置き、容量の目安とします。
各薬剤は粘度が高く、規定容量mlをgに置き換えると液体質量が重いため、秤では正確な容量が出せません。
ちなみに、シリンジは百均で購入したものです。
撹拌機(ミキサー)の大きさにもよりますが、今回は乾籾10kgづつに分け処理して120kgの籾をコーティング処理しました。
ミキサーは実家に戻ってきた際に、車庫のコンクリート床を修正するために、いつものAmazonで約15,000円ほどで購入したものです。
【作業手順】
①混合薬剤を規定量準備します。
②籾10kgを撹拌機に入れ、混合薬剤を投入し撹拌スタートします。
④準備している間の数分で、薬剤が満遍なくコーティングがされます。
⑤撹拌機より籾を取り出し、籾網袋に入れ風通しの良い日陰で乾燥させます。
全ての籾コーティングが終わるまで①〜⑤を繰り返します。
以外に乾くのも早く、半日もあれば十分乾燥します。
コーティング処理した籾は、数ヶ月間保管が可能なため冬の農閑期にも作業が可能です。
この後、籾浸種⇒芽出し⇒コーティングと作業を行う予定です。
暑さに強いコシヒカリとして、新潟大学三ツ井特任教授にて研究開発された「新大コシヒカリ」の塩水選別しました。
今年は二つの地域で「新大コシヒカリ」でのドローン直播散布実証を行う為、三ツ井特任教授より新大コシヒカリの種籾を6㎏づつ2袋分けて頂きました。
一つは生産者の方、もう一つは弊社にて選別浸水を行い、その後播種コーティングを行う予定です。
最近は脱芒、選別済みの種籾が納品される事が多いので、塩水選を行う事は略無いです。
【準備するもの】種籾、水、塩、生卵、大きめのバケット
先ずは、水を張ったバケットに種籾を入れかき混ぜます。
この時点で、水面に浮いている軽い籾を取り除きます。
次に、水に塩を加え比重1.13の塩水を作ります。
イオンで買ってきた「TOPVALU国産しお」を使います。
拘りたい方は、紀ノ国屋や成城石井でペルー産インカ天日塩やフランス産ゲランド塩でも使って下さい。
比重計が無い為、生卵を使います。
生卵は冷蔵庫にあった近所のスーパー売っているMサイズ生卵を使います。
拘りたい方は「紀の夢たまご」などの高級生卵でもよいと思います。
生卵が水面から頭を出すぐらいが比重1.13の塩水です。
生卵と一緒に浮いた籾を取り除き、残った籾は水洗いします。
生卵は冷蔵庫に戻します。
この後、殺菌消毒し乾燥させ、コーティングするまで保管します。
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