インフォメーション
早いもので、2026年も1/3が過ぎようとしています。 去る4月30日、新潟大学フィールドセンターにて、今年4月より正式稼働となった「コメと環境の共創イノベーションセンター(iRICE)」における取組の一つ、「陸稲(おかぼ)栽培」についての打合せを行いました。
当日の様子
打合せには、本プロジェクトの資材提供元である株式会社NORINAの小澤社長も参加し、iRICEに携わる新潟大学の皆様と今後の栽培計画について具体的な協議を行いました。
写真:新潟大学フィールドセンターにて (左から)新潟大学 田中様、株式会社NORINA 小澤社長、小生(原)、新潟大学 佐藤様、新潟大学 相馬様
打合せに先立ち、フィールドセンター内の圃場近くにて記念撮影を行いました。当日は天候にも恵まれ、新プロジェクトの始動にふさわしい清々しい一日となりました。
写真:作業準備に向けた播種機の確認
打合せの後半では、実際の作業開始に向けた準備として、播種機(種まき機)の確認を行いました。現場スタッフの方々も交え、機械のセッティングや圃場への適合性について、実機を前に詳細な確認作業を進めました。
畑でお米を育てる「陸稲」への挑戦
「陸稲」とは、水を張った水田ではなく、通常の畑で栽培する稲のことです。もし「畑で主食米が収穫できる」ようになれば、農業の可能性は飛躍的に広がります。
メディア等で取り上げられている乾田直播栽培とは違います。
しかし、これまで陸稲の普及が進まなかったのには、収量や食味、栽培管理の難しさといった明確な課題がありました。新潟大学iRICEでは、これらの課題を解決すべく、「陸稲による主食米品種」の研究開発に真っ向から取り組みます。
世界をリードする「スピードブリーディング:Speed Breeding(高速育種)」
現在、新潟大学五十嵐キャンパス内では、年間で驚異の「6期作」を可能にするスピードブリーディング施設の建設が進められています。
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日本の稲作: 通常1年1回(1期作)
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東南アジア: 2~3期作
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一般的な研究機関: 3~4期作
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新潟大学の新施設: 年間6期作
この施設は、栽培サイクルを劇的に短縮するだけでなく、今後懸念される「高温環境」や「乾燥環境」を人工的に再現することも可能です。過酷な環境に耐えうる次世代の稲を、これまでにないスピードで開発する拠点となります。
弊社もドローン技術を中心に、このiRICEプロジェクトへ共創パートナーとして参画し、持続可能な農業の未来に貢献してまいります。
詳細と参画について
iRICEの活動詳細や最新情報については、公式ウェブサイトをご覧ください。
▼コメと環境の共創イノベーションセンター(iRICE)公式サイト
現在、新潟大学ではiRICEへの参画企業様も広く募集しております。 産学連携による農業の革新にご興味のある企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
庭のウコン桜が、淡い黄緑色からほんのりと赤みを帯びてきました。季節の移ろいを感じる中、本日は農業用ドローン XAG P100Pro を投入し、肥料散布作業を実施しました。
📊 作業データ:1haのスピード散布
今回のミッションは、1ヘクタールの圃場に合計300kgの肥料を均一に届けることです。
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積載量(ペイロード): 50kg
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効率化のため、一袋15kgの肥料を3袋(計45kg)ずつ搭載。
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作業時間: 1時間弱
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人力や従来の機械とは比較にならない圧倒的なスピードで、ムラなく均一に散布を完了しました。
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🤖 AIが最適化するスマート農業
特筆すべきは、フライトアプリのアップデートによる「効率の進化」です。
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自動帰還&再開: 肥料が空になると自動で離発着ポイントへ帰還。補充後は、中断した地点へ正確に戻って作業を再開します。
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AIルート再構築: 残りの散布ルートをAIがリアルタイムで解析。飛行時間とバッテリー消費量を計算し、最も効率的な再開ポイントとルートを自動で組み立てます。
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バッテリー管理: 今回は残量45~50%を目安に、計2回のバッテリー交換で全工程を走り抜けました。
ドローンの進化により、重労働だった肥料散布が「短時間」で「精密」に行えるようになっています。AIによるルート最適化は、現場の判断を強力にサポートしてくれる頼もしい機能です。
今後も、こうしたスマート農業の最前線を活用し、効率的で持続可能な農業に取り組んでまいります。
2026年4月16日〜17日の1日半にわたり、新潟県佐渡市にて今シーズンのドローン農薬散布に向けた圃場測量を実施いたしました。
今回のミッションでは、XAG製ドローンでの自動航行を予定されている生産者様のご依頼により、**約250ha(ヘクタール)**もの広大な面積を空撮測量いたしました。
250haとはどのくらいの広さ?
数字だけでは想像しにくいですが、身近なものに例えると驚きの広さです。
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東京ドーム:約53個分
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サッカーコート:約350面分
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卓球台:約600,000台分
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東京ディズニーリゾート全体:約200ha(ミッキーもびっくりの広さ!)
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モナコ公国:約202ha(一国よりも広いエリアをカバー!)
現場で即座にデジタルマップ化
今回の測量は1回あたり約15haのペースで行い、撮影したデータは送信機(プロポ)内のアプリにて即座に分析・変換。XAG製農業用ドローンへ、その場でデジタルマップ情報を共有することが可能です。
ドローン側の端末モニター上では、数センチメートル単位の誤差という極めて高い精度で圃場マップが登録されます。
測量・登録のメリット
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歩く必要なし:広い圃場の外周を歩いて登録する手間は一切ありません。
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自由なカスタマイズ:圃場1枚ごとの登録はもちろん、広範囲エリアをまとめて登録することも自由自在です。
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即戦力:現場でデータ変換ができるため、すぐに散布作業へと移行できます。
デジタルマップサービスのご案内
XAG製ドローンを活用されている生産者様にとって、この測量システムは作業効率を劇的に向上させる大変便利な機能です。
現在XAG製ドローンを活用中の方、または導入を検討されている方は、ぜひ弊社のデジタルマップ作成サービスをご検討ください。広大な面積の測量も、スピーディーかつ正確にサポートいたします。
今シーズンの効率的で安定した除草剤、追肥散布、防除作業に向け、ぜひお気軽にお問い合わせください!
先日、SNSやお問い合わせで「籾コーティングの際、水はどのくらい霧吹きすればいいですか?」というご質問をいただきました。
実は、水分量は「CC(ミリリットル)」などの数値で覚えるよりも、回転している籾の「動き」の変化で判断するのが最も確実です。
本日公開した動画では、水が足りない状態と、ちょうど良い状態の比較を分かりやすく解説しています。
解説のポイント
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水分が足りない状態(動画前半)
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籾が綺麗に回転して動いています。
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この状態だとコーティング粉が籾に付着せず、ドラムの底に粉が溜まってしまいます。
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最適な水分量(動画中盤〜)
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霧吹きを続けると、籾同士が適度な粘り気でまとまり始めます。
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「左側の乾いた籾に比べて、右側の濡れた籾の回転が少し停滞(ゆっくりに)なった瞬間」が、水分OKのサインです!
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注意点
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水が多すぎると今度は「だま」になってしまうため、籾の動きが重くなり始めたら霧吹きを止め、粉の付き具合を確認してください。
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スマート農業における「直接播種(ちょくはし)」の成功は、丁寧な催芽とコーティングから始まります。 動きの細かな変化をマスターして、質の高いコーティングを目指しましょう!
ご不明な点があれば、お気軽にアグリ コ・クリエーションまでお問い合わせください。
今年度より、新たにドローン直播(ちょくは)に取り組まれる生産法人様より、籾のコーティングのご依頼をいただきました。
ドローン直播は、育苗の手間を省き、作業の効率化を図れる注目の技術です。今回はその準備段階である「籾のコーティング」の様子をご紹介します。
1. 前処理:鳥害対策の「キヒゲンR-2」を配合
カルブレンドコーティングの準備として、まずは鳥による食害を防ぐため、忌避剤**「キヒゲンR-2」**を籾に混ぜていきます。ミキサーを使用して、ムラがないよう均一に攪拌(かくはん)します。
2. 乾燥作業
十分に混ざった籾は育苗箱に移し、風通しの良い場所で1〜2日程かけて乾燥させます。
3. 本コーティングへ
乾燥後、いよいよ「カルブレンドパウダー」を使用した本格的なコーティング作業に入ります。これにより、ドローンでの播種に適した、適度な重さと保護層を持つ籾に仕上がります。
農業の効率化を支える技術として、今後もドローン直播への取り組みをサポートしてまいります!





