インフォメーション
今年で 3期目 となる、未コーティング籾を用いたドローン直播(じかまき)栽培。 もち米「わたぼうし」の開花が順調に始まっています!
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| 未コーティング籾でのドローン直播、もち米わたぼうし |
従来の田植え(移植栽培)と比較すると、出芽に多少のバラつきがあるため穂揃いにもムラが見られますが、「大幅な栽培コストの削減」や「省力化・労力軽減」といったメリットを考慮すれば、十分に納得のいく順調な生育状況だと捉えています。
注目ポイント:精度高いドローン播種技術と異品種の混入防止
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| 畔を挟んで左がわたぼうし、右がコシヒカリBL |
掲載している写真は、畔(あぜ)を挟んで左右の圃場を撮影したものです。
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左側:もち米「わたぼうし」
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右側:うるち米「コシヒカリBL」
水稲栽培に携わっている方であれば、写真から品種の違いをお分かりいただけるかと思いますが、実はどちらも同日に「未コーティング籾」のドローン直播を行ったものです。
隣接圃場への「コンタミ(品種混入)」を防ぎ、畔際までしっかり播種
■ 出穂期だからこそ証明できる播種精度 異品種の籾が混ざっているかどうかは、出芽・生育の途中では判別できません。出穂の時期になって初めて、丈の違いや出穂の遅れ・早さとして目に見えて現れます。 今回のように出穂時期が異なる品種同士では、その違いが明らかに目立ちます。
特に「もち米」と「うるち米」の混入は品質等級の低下に直結するため、非常に神経を使う作業です。
ドローンによる直播栽培に取り組まれている方の中には、
「畔際の播種ムラはある程度諦めている…」
「隣の圃場へ飛散するのが怖くて際まで攻められない…」
といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
高精度なドローン播種技術を活用することで、「隣の圃場へ籾を入れることなく、畔際まできっちり播種する」ことを実現しています。写真の通り、畔際までしっかりと美しく揃って成長しています。
ドローン直播の導入や畔際の播種ムラでお悩みの方は、ぜひ今回の写真を来期の取り組みの参考・ヒントにしていただければ幸いです!
2026年7月29日(水)に開催された「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)第2回総会」(
会場ではスマート農業の最前線に関する基調講演が行われたほか、交流会・LT大会などの充実したプログラムを通じて、多くの農業関係者・テック企業の皆様と貴重な意見交換を行うことができました。
■ 基調講演:「海外から見た、日本のスマート農業」
基調講演では、スマート農業の先進国であるオランダの最新事例や、海外視点から捉えた日本の農業における構造的課題について深い議論が交わされました。
1. オランダの最新除草ロボット「Odd.Bot」の衝撃
事例として紹介されたオランダのテック企業「Odd.Bot」の株間除草ロボット(
日本の従来型除草は農薬散布や機械的な刈り取りが主流ですが、Odd.Botは「画像認識AIで雑草をピンポイント識別し、アームで抜き取る」というコンセプトです。
何より興味深かったのは農家視点ではなく技術的な観点です。爪の位置制御に使われていた「パラレルリンク」という機構は、私が前職の業界で2000年頃に世界中の企業で導入ブームとなった技術でした。かつて産業用ロボットの分野で隆盛を極めた技術が、こうして屋外の農業現場に落とし込まれている点に、技術革新の面白さと可能性を強く感じました。
また、オランダのもう一つの取組事例としてジャガイモ生産者の方も紹介されました。試験的に「犬型ロボット」を導入しており、将来は大型農業機械がなくなり、ドローンや犬型ロボットが圃場(田畑)で縦横無尽に活躍する未来像が語られていました。
ここでふと、私の中でささやかな疑問が浮かびました。 「なぜ犬型ロボットなのだろう? ネコ型ロボットではダメなのだろうか?」 ファミレスで活躍する配膳用ネコ型ロボットや、国民的キャラクターの「ドラえもん」のようなネコ型ロボットは農業現場では活躍できないのか……?などと、農業におけるロボットの形状や移動機構の可能性について少しワクワクしながら妄想を膨らませてしまいました。
2. 日本農業が抱える「悪循環(Vicious Cycle)」と教育のあり方
講演では、日本の農業が直面する課題として「補助金依存」「小規模生産によるイノベーションの阻害」「高齢化や低収益による若手離れ」といった深刻な悪循環(Vicious Cycle)が指摘され、その解決策として「21世紀型スキルやハイテク技術を採り入れた農業教育・交流プログラムの刷新」が挙げられました。
【私自身の持論:交流プログラムのアップデートについて】
この「教育や交流プログラムの刷新」というテーマに関連して、私自身も日頃から感じている持論があります。
例えば、全国の小中学校で地域交流としてよく行われている「手植えによる田植え体験」があります。体験した児童からは「農家の皆さんが大切に育てたおいしいお米を大切にしたい」という言葉が聞かれ、生産者としても大変嬉しい限りですが、裏を返せば「手植えの大変さ、米づくりの重労働」という負の経験(ネガティブな記憶)を子どもたちにさせている側面もあります。
米が作られる過程を学ぶ教育としても、単に昔ながらの重労働を体験させるのではなく、現代のハイテク技術やイノベーションを取り入れた新しい交流プログラムへ見直していく必要があると強く実感しています。
■ 交流プログラム・LT大会にてスライド発表!
総会後の交流プログラムでは、著名な企業や団体が多数参加する中、弊社もLT(ライトニングトーク)大会「私の農業のアップデート」にて登壇機会をいただきました。
発表では、弊社が取り組んでいる「農業用ドローンを活用した直播栽培」の実践事例についてご紹介いたしました
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小規模農家や中山間地域でも導入しやすいスマート農業の実現
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播種量の最適化と全面均等播種による安定収量(慣行移植と同等の550〜600kg/10a)の確保
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新潟大学との連携(iRICE参画)や「ドローン乾田直播」といった新たな挑戦
発表後の交流会では、名刺交換とともに弊社のドローン直播の取り組みに対して多くのご質問や期待のお声をいただき、大変実りある時間となりました。
■ 参考リンク
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スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)第2回総会 案内ページ
■ おわりに
大規模農家だけでなく、小規模農家や中山間地域にこそスマート技術を届け、地域の持続可能な農業に貢献すること——
いつも当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
先日、新潟大学の三ツ井先生とともに「新大コシヒカリ」圃場の視察を行いました。その視察の前後の日程を活用し、新潟県佐渡市および山形県三川町のお客様へ、農業用ドローンの最新機種「XAG P60」の納品を行いましたのでご報告いたします。
■ 新潟県佐渡市:実績ある大型機運用ユーザー様への追加納品
佐渡市では、すでに大型機「XAG P100Pro(50Lタンク)」を運用されている法人様および生産組合様へ「XAG P60」を納品いたしました。
佐渡では先にP100Proを運用されていることもあり、専用アプリの操作に慣れている方もいらっしゃいました。そのため、今回は新しく操作を担当される方を中心に、以下の内容に重点を置いた講習・設定レクチャーを再度実施しました。
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飛行前の点検・安全確認手順の講習
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アプリでの飛行設定およびルート作成の確認
ご参加いただいた皆様の深いご理解もあり、大変スムーズに飛行前の各種設定を完了することができました。
■ 山形県三川町:展示会での出会いから即決!個人生産者様への初導入
佐渡での納品を終えて一旦新潟に戻り、3件目に向かったのは山形県三川町の個人生産者様のもとです。本格的な防除作業シーズンが始まる直前、無事に機体をお届けすることができました。
実は、こちらの生産者様が「XAG P60」を導入されるまでには、ドラマチックな経緯がありました。
【マニュアル機での苦労と、酷暑の中での散布作業】
数年前より手動(マニュアル)タイプのドローンをレンタルで運用されており、お父様が操縦、娘さんがナビゲーター(地上からの誘導・安全確認役)として二人三脚で作業をされていました。しかし、夏場の猛暑の中での手動操縦とナビゲート作業は體力的な負担が非常に大きく、長年の課題となっていました。
【他社機体の検討から、展示会での「運命的な出会い」へ】
作業負担を軽減するため、娘さんは昨年末にK社のドローン講習を修了され、まさにK社製ドローンの発注直前まで進んでいました。 そんな中、今年2月に開催された「AGRI EXPO新潟2026」の展示ブースへお越しいただきました。
そこで「XAG P60」をご覧になるなり、機体スペックや価格、自動航行による作業性や直感的な操作感について熱心にご質問をいただきました。XAG機ならではの特徴やメリットをご説明したところ、「これなら自分たちの作業負担を大幅に減らせる!」と確信され、なんとその場でK社への発注を即座にストップ。XAG P60の導入をご決断いただいたという経緯があります。
■ これからの作業に向けて
佐渡市で散布エリア拡大によるステップアップ導入、そして三川町での手動機から最新自動航行機への移行と、それぞれの地域で農業の効率化・スマート化に向けた大きな一歩をお手伝いできたことを大変嬉しく思っております。
当社では、機体の納品にとどまらず、現場での安全運用や講習などのサポートを徹底して行ってまいります。
ドローンの導入検討や機体スペックに関するご質問、実演のご相談などがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
昨日の7月22日、昨年に続き今年度も佐渡の棚田にて「新大コシヒカリ」の栽培に取り組んでいただいている生産者様のもとを訪ね、圃場視察を行いました。
今回の視察には、約20年の歳月をかけて高温耐性水稲品種「コシヒカリ新潟大学NU1号(通称:新大コシヒカリ)」の開発を手掛けられた新潟大学の三ツ井敏明特任教授(社会連携推進機構・自然科学系フェロー)も同行いたしました。
澄み渡る海と青々とした棚田のコラボレーション
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| <海を臨む青々とした棚田の絶景に感嘆する三ツ井特任教授> |
視察先の圃場では、眼下に広がる青々とした稲と、その先に広がる澄み渡る群青色の海が一体となった雄大な景観が広がっており、三ツ井先生もその美しさに大変感激されておりました。
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| <生産者様とともに、順調に育つ新大コシヒカリの圃場を確認> |
「風にそよぐ新緑の絨毯と、眼前に広がる佐渡の深い青い海」
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| <美しい鮮やかな緑の絨毯と、どこまでも続く群青色の海> |
地球温暖化や異常高温に伴う品質低下に挑む「新大コシヒカリ」の確かなポテンシャルと、佐渡の豊かな自然が育む絶景の棚田。その素晴らしい調和と可能性を肌で実感する、非常に実りある視察となりました。
| 心地よい風と青々とした稲波 |
ご協力いただきました生産者の皆様に心より感謝申し上げます。今後も地域の皆様とともに、高品質なお米作りと持続可能な農業の発展を目指してまいります。
関連リンク・参考情報
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新潟大学 プレスリリース/お知らせ
日本テレビの「満天☆青空レストラン」(新潟大学) -
研究者情報
新潟大学 研究者総覧(三ツ井 敏明 特任教授) ※長年にわたりイネの高温登熟障害メカニズムの解明や、温暖化に対応した耐性品種の開発研究に従事されています。
新潟県も梅雨が明け、本格的な夏がやってきました!
ここ最近は連日ご委託をいただき、早朝からは田んぼのドローン防除作業、午後からは穂肥(ほごえ)の散布作業を行っています。
日中の気温は連日30℃を超える真夏日。作業する私たち人間の体はもちろんですが、実はドローンにとってもかなり過酷な環境です。 特にプロペラ用のモーターやバッテリーは、直射日光と高温に晒され続けるため非常に大きな負担がかかります。夏場のドローン作業では、このバッテリーの発熱によって機能低下や充電不良を引き起こしてしまうことが少なくありません。
厳しい夏を乗り切る「XAG製ドローン」の強み
弊社で使用しているXAG製のドローンバッテリーは、防水仕様を備えています。そのため、夏場のタフな現場であっても過酷な環境にしっかり対応できる設計になっています。
XAGのバッテリーは2020年頃から防水仕様へ進化しており、バッテリー本体を水につけて温度を下げ、充電効率を高める仕組みが取り入れられています。
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弊社の充電仕様(初期モデル): 充電器コネクターに冷却ファンが装着されており、風を当てて空冷しながら充電するタイプです。
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その後の仕様: 専用水槽に浸けて水冷却しながら充電するタイプ。
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最新の仕様: ミスト冷却ユニットにより、強制冷却を行いながら効率よく充電するタイプ。
実際の現場での運用ルールと工夫
弊社で運用しているのは初期モデルの空冷タイプですが、作業中には田んぼ脇の用水路にバッテリーを漬けて一度しっかりと濡らし、表面温度を下げるという工夫を行っています。これにより、ファン冷却の効果を高め、充電不良を起こすことなくスムーズに作業を継続できています。
▼ 実際にバッテリーを用水路で冷却している様子はこちら
バッテリー1本の充電時間はおよそ10分程。 1本のバッテリーでドローンが飛行している間に次の充電がほぼ完了する計算です。弊社では4本のバッテリーを回しながら、充電後のクールダウンの時間もしっかり見計らって安全かつ効率的に運用しています。
みなさまの農業用ドローンのバッテリー運用はいかがでしょうか? 「夏場は8〜10本ものバッテリーを準備して回している…」といった過酷な環境下でも、ストレスなく運用できていますか?










