インフォメーション
12/21-22でXAG社の最新ドローンP40の納品及び講習を行いました。
🎦講習飛行(コントローラによる操縦操作は一切行っていません)
最新機種P40は液体タンク20L、粒状タンク25Lと共に最大積載量20㎏です。
旧モデルP30と同じく、完全自動航行&自動散布。
操作はスマートフォンでのアプリ上で飛行設定を行うだけです。
薬剤散布の為の飛行距離からの飛行速度、散布投下量等の計算も必要ありません。
散布圃場(エリア)を登録し、薬剤の投下量を設定する事で、AIによる散布ルートと投下適量が自動形成されます。
コントローラー(プロポ)を両手、両指を使った操縦操作もありません。
ドローンによる事故の一番の原因はヒューマンエラーによるものです。
国内や海外への移動で飛行機を利用する事もあると思います。
世界中の空を多くの航空機が飛んでいます。
でも、車の事故に比べて、飛行機の事故は少ないですよね。
その一つの理由は、人の感覚や勘に頼らずに、常に自動制御が介入する自動航行だからです。
肥料散布
種子散布
先ず、農業用ドローンは農作業で使用しますが、トラクター、コンバイン、田植え機等の農業機械ではなく、農業分野で利活用が出来る無人航空機です。
大きく異なる事は、トラクター、コンバイン等の農業機械では、実際に作業を行う上で操縦方法さえ判れば誰でも行えます、資格や講習は必要ありません。
農業用ドローンは、農薬等の危険物を搭載して飛行し、搭載した物体(液体)を地上に投下(散布)する機能を有しています。
極論で言えば、殺傷能力のある物体(液体)を、空中からばら撒く事が出来る危険な無人航空機です。
よって、農薬肥料等を搭載する飛行(危険物等の搭載)、農薬肥料などを圃場へ撒く行為(物件投下)は航空法で禁止されています。
航空法で禁止されているのに、なぜ出来るのかというと、国土交通省へそれらの禁止行為に対して許可を頂いているのです。
機体の認可、飛行許可を得て、初めてドローンで農薬肥料等の散布作業が行えるのです。
機体認証登録はオンライン、飛行許認可は書類提出とオンラインの2通り、書類提出は時間が掛かる。面倒な人は行政書士にお金払って代理依頼。
農業機械の保険なら農業共済保険で割安な掛け金ですが、農業共済保険ではドローン保険扱っていません。
①農業用ドローンの操縦は農業機械と違って、国土交通省からの許認可が与えられた者のみが行えます。
②多くの農業用ドローンは操縦者と補助者(圃場の奥行側で合図を出す)との2名での散布飛行です。(XAGは完全自動航行散布の為1名です)
③大型ドローンの為、建造物への衝突、電線等の接触、墜落による生産作物の損傷等、もしもの損害賠償保険の掛金は安くない!(特に電線や高圧線はライフラインの為、賠償額デカいよ!)
④全ての農業用ドローンでは液体散布(防除)は出来るが、粒状散布はドローン専用薬剤肥料のみ対応機体も少なくない。(有機肥料はXAG以外は不可!)
⑤行政等で農業用ドローンの講習受講ライセンス取得費補助とあっても、ライセンスは機体ライセンスも兼ねている為、機体の運用導入が無い場合は受講を再考。(場合によっては後に数十万円損するよ!)
⑥補助金等で安く買えるからと、安易に導入はしない。令和2年のコロナ禍での継続助成金で、数多くの農業用ドローンが導入されました、今年で2年目、どれだけの機体が飛びましたか?
⑦農業用ドローンの運用方法、機能や性能もきちんと理解してから導入検討、安易に導入すると楽になる筈だったんだけど・・・逆に生産コスト上がったしまった!(以外に少なくないです)