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2022-12-23 18:33:00
2022/12/21 最新機種XAG P40の納品と教習講習

12/21-22でXAG社の最新ドローンP40の納品及び講習を行いました。

XAG P40詳細

🎦ローター(回転翼)アイドリングチェック

🎦液体散布吐出キャリブレーション

🎦講習飛行(コントローラによる操縦操作は一切行っていません)

最新機種P40は液体タンク20L、粒状タンク25Lと共に最大積載量20㎏です。

旧モデルP30と同じく、完全自動航行&自動散布。

操作はスマートフォンでのアプリ上で飛行設定を行うだけです。

薬剤散布の為の飛行距離からの飛行速度、散布投下量等の計算も必要ありません。

散布圃場(エリア)を登録し、薬剤の投下量を設定する事で、AIによる散布ルートと投下適量が自動形成されます。

コントローラー(プロポ)を両手、両指を使った操縦操作もありません。

ドローンによる事故の一番の原因はヒューマンエラーによるものです。

国内や海外への移動で飛行機を利用する事もあると思います。

世界中の空を多くの航空機が飛んでいます。

でも、車の事故に比べて、飛行機の事故は少ないですよね。

その一つの理由は、人の感覚や勘に頼らずに、常に自動制御が介入する自動航行だからです。

 

2022-12-12 22:22:00
12月5日に改正航空法が施行されました。
12/5 改正航空法の施行により、ドローンなどの運航ルールが変更されたことで、ますますドローンに注目が集まるでしょう。
特に大きな変更としては、無人航空機操縦者の技能証明、ドローン操縦資格が国家資格に換わりました。
また運航に関わるルールーが整備され、有人地帯での補助者なし目視外飛行「レベル4」が許可されました。
今後注目されるのは、物流分野でのドローン活用、宅配荷物やピザがドローンで配達されて来るかもしれません。
また、空のタクシーと称される、有人ドローンも注目されてくるでしょう。
ドローンはUAV(Unmanned Aircraft Vehicle)とも称されますが、有人ドローンとなると変だよね?

 

【Ⅰ.農業用ドローンとは?】
遠隔操作で飛行する無人航空機。 
複数のプロペラがついており、飛行が安定しているため操作が簡単である。 
農業においては、農薬や肥料の散布、精密農業におけるリモートセンシングなどに活用されている。
【Ⅱ農業用ドローンで出来る事】
農薬散布
肥料散布
種子散布
【Ⅲ.農業用ドローンでの効果】
農薬を撒く、肥料を撒く、それらの作業には動力散布機、動力噴霧機を使い人の手で行いますが、
ドローンならば、散布装置を交換するだけで、液体や粒状の両方の散布が行えます。
重い機材+薬剤肥料を背負わなくても済むのです。
正確な散布噴霧を行う事で、農薬等の使用量を抑え、安定した品質の作物の収穫も可能です。
田植え作業では、苗の運搬、田植え機の操作と、多くの人手と時間を要して作業を行います。
地域、作付け規模によってはゴールデンウィーク期間中、一家総出または、親戚にペットの犬猫まで駆り出され、イベントの様に行っている場合もあります。
ドローンならば、短時間で空中から種籾を撒いて終わりです、ゴールデンウィーク中に駆り出される事もなくなるでしょう。
育苗作業、苗運搬、田植え機の操作、その後の片付け等が無くなる事で、資材と労力の軽減が可能です。
【Ⅳ.農業用ドローンでのもう一つの効果】
SDGs17の目標の2.飢餓をゼロに
食料の生産性と生産量を増やし、持続可能な食料生産の仕組み
ドローンを活用する事で、農業従事者の高年齢化、離農者の増加、耕作放棄地の問題と多くの問題解決に繋がります。
SDGs17の目標の7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
農業用ドローンは、バッテリーを用いたクリーンエネルギーで飛行し、石炭や石油を使う場合より環境にやさしい技術です。
田植え機、運搬車、動力散布機、動力噴霧機等の稼働を無くす事で、化石燃料の使用量を軽減出来ます。
【Ⅴ.農業用ドローンのデメリット】
ドローンの導入は良いこと尽くめじゃないか!と思われますが、物事にはメリット・デメリットがあります。
先ず、農業用ドローンは農作業で使用しますが、トラクター、コンバイン、田植え機等の農業機械ではなく、農業分野で利活用が出来る無人航空機です。
大きく異なる事は、トラクター、コンバイン等の農業機械では、実際に作業を行う上で操縦方法さえ判れば誰でも行えます、資格や講習は必要ありません。
農業用ドローンは、農薬等の危険物を搭載して飛行し、搭載した物体(液体)を地上に投下(散布)する機能を有しています。
極論で言えば、殺傷能力のある物体(液体)を、空中からばら撒く事が出来る危険な無人航空機です。
よって、農薬肥料等を搭載する飛行(危険物等の搭載)、農薬肥料などを圃場へ撒く行為(物件投下)は航空法で禁止されています。
航空法で禁止されているのに、なぜ出来るのかというと、国土交通省へそれらの禁止行為に対して許可を頂いているのです。
機体の認可、飛行許可を得て、初めてドローンで農薬肥料等の散布作業が行えるのです。
機体認証登録はオンライン、飛行許認可は書類提出とオンラインの2通り、書類提出は時間が掛かる。面倒な人は行政書士にお金払って代理依頼。
農業機械の保険なら農業共済保険で割安な掛け金ですが、農業共済保険ではドローン保険扱っていません。
【Ⅵ.農業用ドローンを検討する前に】

①農業用ドローンの操縦は農業機械と違って、国土交通省からの許認可が与えられた者のみが行えます。
②多くの農業用ドローンは操縦者と補助者(圃場の奥行側で合図を出す)との2名での散布飛行です。(XAGは完全自動航行散布の為1名です)
③大型ドローンの為、建造物への衝突、電線等の接触、墜落による生産作物の損傷等、もしもの損害賠償保険の掛金は安くない!(特に電線や高圧線はライフラインの為、賠償額デカいよ!)
④全ての農業用ドローンでは液体散布(防除)は出来るが、粒状散布はドローン専用薬剤肥料のみ対応機体も少なくない。(有機肥料はXAG以外は不可!)
⑤行政等で農業用ドローンの講習受講ライセンス取得費補助とあっても、ライセンスは機体ライセンスも兼ねている為、機体の運用導入が無い場合は受講を再考。(場合によっては後に数十万円損するよ!)
⑥補助金等で安く買えるからと、安易に導入はしない。令和2年のコロナ禍での継続助成金で、数多くの農業用ドローンが導入されました、今年で2年目、どれだけの機体が飛びましたか?
⑦農業用ドローンの運用方法、機能や性能もきちんと理解してから導入検討、安易に導入すると楽になる筈だったんだけど・・・逆に生産コスト上がったしまった!(以外に少なくないです)

 

 

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