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朝の6時から肥料散布をサクッと終わらせました。
6時でも既に暑いです、今年は雨も降らず田んぼの入水制限も始まっています。
このままでは、一昨年以上の悪い結果となるか?
有機栽培では除草が一番大変です。
アイガモロボット等を活用した除草対策も実証実験が多く行われています。
しかし、結構難しく一筋縄では行かない様です。
昨年に続き、酢を使った除草対策です。
どんな草にも効く訳ではなく、イネ科の雑草には効果はありません。
葉っぱが大きい雑草に効果があり、散布後15分もすれば、青々としていた葉っぱが茶色く変色し、明らかに葉に元気がありません。
しかし、表面に出ている葉に効果があり、下に隠れている葉には効果はありません。
4年前より散布委託を頂いている法人様より、山間の圃場へ除草剤散布の依頼がありました。
薬剤は準備頂いたクリンチャーバスME
除草効果も高く評判のよい除草剤ですが、ドローンに対応した高濃度散布に適用していません。
使用方法に従って散布を行うのですが、いろいろなフロアブル除草剤を使ってみましたが、ドローンでフロアブル除草剤を散布すると使用規定量の半分の量で十分除草効果が出ることが判って来ました。
除草剤1本で10aの面積対応であれば、20aの面積に散布しても効果があり、農薬の使用量を減らせ資材コストも削減出来ます。
ただし、多くの農業用ドローンの液体噴霧方式は高圧ポンプを利用した加圧式スプレーノズルの為、同じ様な効果が出るかは疑問です。
XAG製ドローンはリリース当初からアトマイザー方式を採用しており、100μ以下の滴径まで調整が可能で大変細かいミスト状になります。
プロペラのダウンウォッシュで霧のような非常に細かいミストで対象物を包み込む為ように液体が掛かるため、非常に効率がよいです。
このミスト状で散布されることで、農薬の使用量を減らしても効果とあると思います。
通常のスプレー式ではノズルから液体が噴霧されている事が十分目視が出来ますが、アトマイザー式は明るいと目視で確認し難く、光の反射などの加減で噴霧が確認出来るくらいの差があります。
散布動画は1フライト10.000ml散布を繰り返しますが、10aが2分程なので大した問題ではありません。
先ずは、散布委託を受けた法人の穂肥散布です。
スタートが午後3時頃と遅かったので、翌朝への持ち越しもありましたが、早生品種のこしいぶきを約10haほど行いました。
穂肥散布の初日に、個人の生産者の方から70a圃場への除草剤散布の依頼も入りました。
依頼連絡を頂いた日に、溝切りを行ったところ中に入るとコナギが酷く、圃場の大きさから全体にキチンと散布することが難しいとの事でした。
バサグランは、オールマイティーに対応出来る後期除草剤なので、最後の頼みの綱って感じです。
初めて散布を行う圃場は、略GoogleMapでの圃場位置情報を頂くことが多いです。
複数ある場合は、土地改良区で管理されている圃場地番を頂く場合もあります。
圃場地番が判れば、農林水産省で管理されているeMAFF農地ナビとGoogleMapなどの地図アプリとで場所を照合確認します。
高齢の方はスマホでのGoogleMap位置情報の共有などの操作が苦手な方も少なくないので、栽培計画表にある地番と登録圃場面積を連絡頂くと間違いはありません。
圃場はどこ見ても苗が植えてあるので、目印がありませんから間違って違う圃場に散布したら大変ですからね。