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三重県伊勢市 防除散布

三重県伊勢市まで防除散布作業を行ってきました。
新潟県の越後平野に比べると圃場一枚当たりの面積は大きくはなく、平坦なエリアで圃場整備がされて大きくて3,000㎡程です。
多くは1~2,000㎡前後(1反~2反)で中にはそれ以下も少なくありません。
山間の地域では棚田の様な上から傾斜が続くのではなく、造成整備がされている事で隣接圃場との落差が5~6mとドローンを下に見下ろす形での散布も少なくありませんでした。
場所によっては落差が大きく機体が見えなくなってしまう為、機体が見える場所へ移動し安全にアプローチ出来る事を確認して作業を開始するなど散布エリア面積の割に移動が多く、効率面では課題が残るフライトでした。
2022/5/22 緊急対応!除草剤ジャンボを1.2ha圃場へ散布
2022/5/22 新潟県三条市内1.2ha圃場へ除草剤ジャンボを散布
昨年穂肥散布を行った圃場の為、圃場測量マッピングは終わっていますから散布幅と散布ルートを設定するのみ。
イネヒーロージャンボ.pdf (1.36MB)拡散タイプのジャンボもドローン散布出来ます。
今回は急遽、生産者様の体調不良により除草剤散布を行いました。
ジャンボは拡散タイプ薬剤の為、全面散布する必要はないのですが120mx100mと広く、圃場内に入り手での投げ込みが必要です。
10a(1反)に400g(40g小袋x10)を投込む必要があります。
2反程の大きさならば畔から投げ込みで出来るのですが、さすがに120mx100mでは畔から投げても5~6m程の距離にしか届きません。
1.2ha(12反)ですから120個の小袋を田植えの終わった圃場に入り、歩いて撒かなければなりません。
120個投げるのも大変だけど、ぬかるんだ中を歩き回るのはもっと大変です。
半透明の小袋を開封し粒状薬剤のみを使用します。
2002/5/20 新潟県加茂市内にて除草剤アールタイプ1㎏粒剤散布
2022/5/20 新潟県加茂市内の直播圃場へ除草剤を散布
🎦除草剤アールタイプ1㎏粒剤均等散布
23510_チラシ_アールタイプ1キロ粒剤.pdf (0.85MB)
二カ所の圃場総面積75aへ全面散布。
畔際まで薬剤がしっかり投下されています。
ドローンでの直播圃場で芽が出ました。
5/19記載内容一部訂正しました。
ドローン直播圃場で芽が出ました。
実家の田植えも終わったので、田植え(移植栽培)とドローンによる田植え(直播栽培)の単純比較です。
1.6haを移植、1.4haを直播、両方とも一人作業です。
移植圃場は全て隣接集中しており6枚圃場、育苗ハウスから軽トラで2~3分と近い距離です。
苗の運搬は一回で60箱可能です。
直播圃場は2か所に分かれており、それぞれ2枚圃場が隣接しています。
先ずは田植えを行う為の資材コストを比較(参考価格)。
育苗は各生産者で差が出る事もあ1るので苗購入した場合で比較、品種はコシヒカリです。
移植:1反当り苗1枚¥900x17枚=¥15,300 直播:1反辺り種籾4㎏¥2,000+カルパー粉粒剤¥900=¥2,900
直播:1反辺り種籾4㎏使用=種籾1㎏¥500+カルパー粉粒剤¥900=¥5,600
労力(作業時間)の比較 田植え作業(一人作業)1.6ha:育苗箱運び出し、運搬、供給、田植え機操作で1時間強/1反(作業後の機械洗浄、育苗箱片付けは含まない) ドローン直播散布1.4ha:2か所圃場4枚、機材準備、種子散布、撤収で12分/1反
以上の比較結果により、来年は田植えはやりません!
というより、やってられない!