インフォメーション
企業様からの依頼で、園芸施設ハウス天井部に遮熱材の塗布散布です。
施設はダッチライト型ガラスハウス(オランダ式ガラス温室)で、
面積は甲子園球場グランドより一回り大きな広さを2日間掛けて施工しました。
今回使用した資材はレディヒートという特殊遮熱材です。
農業ハウスへ塗布する資材の多くは遮光剤であり、ビニール素材向けで夏場の日差しが強い時期に使用します。
今回使用したレディヒートは、作物に必要な光合成有効放射(PAR)を透過し、ガラス面への付着も可能です。
簡単に言うと、作物に必要な光は通すけど、温度上昇を抑えるという資材です。
作業2日目の朝に、前日に散布したエリアに入ると気温が3~4℃程下がっているのか、明らかに空気が違う事が体感出来ました。
今回の目的は、栽培環境改善でしたが、資材散布後に施設内で働いている方より、天井からの太陽光の当たり方が和らいで、作業がし易くなった。
いつもは作業途中で一回着替えるが、着替えが必要なくなった。
と想定していなかった作業環境の改善効果もある様です。
弊社では、今回使用したレディヒートの取扱も行っております。
農業用施設ハウスでお困りの方はお気軽にご連絡下さい。
今年から、籾のコーティング剤をカルパからカルパ+カルブレンドのミックス剤に変更します。
昨年80aでテストし、委託でも2haを散布、準備作業の効率アップが図れます。
通常のカルパ・コート籾はコーティング1週間以内に播種しないと、コーティング剤が乾燥でボロボロと崩れやすく、発芽苗立ちに影響が出ます。
カルパ+カルブレンドのミックス剤では、コーティング後約2か月保管が出来る為、前もってコーティング処理を済ませておく事が出来るので、作業の分散化で効率が上がります。
それに、カルパのコーティングは2倍比重が推奨ですが、ミックス剤は等倍比重となるので、資材コストも変わりません。
キヒゲンを塗した真っ赤な籾を乾燥させて、二日後にミックス剤をコーティングします。
通常の自動散布飛行です。
自動航行で、障害物を自動回避した場合の飛行です。
動きがグニャグニャしたように見えるのは、圃場内に障害物エリアを設定し、障害物を自動で避け散布効率が良い飛行ルートをAIで自動設定して自立飛行します。
機体には障害物レーダーが搭載されていますが、障害物レーダーに頼った飛行は危険です。
特に農業用ドローンは撮影用機体に比べ大きく、積載物を含めた場合は重量も増している為、衝突した時の被害は大きくなります。
XAGのドローンは、圃場に隣接した建物や電柱、電線等を前もって障害物登録する事で接近回避します。
「レーダーがあれば回避するんじゃない?」という考えもありますが、レーダーが反応しなかったら回避しません。
反応しなかった場合のリスクを軽減するには、接近しない(させない)事が必要です。
農業用ドローンの価格もピンキリで、性能も様々です。
「軽量で操作も簡単!女性でも持ち運びが出来きて、撒きたい時すぐ撒ける」って良い事のみ謳っているドローンが一番リスクが高いです。
農業用ドローンの導入を考えている生産者の方、検討されているドローンはリスク対応、リスク軽減大丈夫ですか?