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令和5年度に向けた取組準備として、直播栽培を行った圃場と慣行栽培を行った圃場の土壌成分分析を行いました。
直播栽培を行ったことで、田植までに掛かる苗の育苗作業管理、田植え作業とそれらに掛かる資材、労力が大幅に削減が出来ました。
しかし、ただ単に削減出来たからと言って、手放しで喜んでいても何もなりません。
次のステップはどうやって収量及び品質の安定化を図るか?
経費が下がった分で収量増、品質の安定化に向けた取組が必要です、OODAを行って行きます。
という事で、作物の基礎となる土壌成分分析です。
これを行う事で、春に投入する肥料設計を考えていきます。
特に、今年はコロナ禍とロシア対ウクライナの影響等による肥料価格高騰で、肥料農薬等の資材コスト増が生産者にとって大きな負担となっています。
政府も「肥料価格高騰対策事業」として、約787億円の予算を投入して補助事業を開始しました。
令和4年度_肥料価格高騰対策事業.pdf (0.36MB)
令和4年6月~11月の期間で、令和4年度秋肥として購入された化成肥料購入費に対し、各都道府県の補助金と合わせ約14.5~17.5%の金額が補助されます。
補助金申請には、二つ以上の化成肥料低減取組を行う必要があります。
弊社が提供している土壌成分分析による施肥設計、ドローンによる施肥散布は化成肥料低減に向けた対象取組となっています。
肥料価格高騰補助金に関して不明点等ありましたら、ご質問ご相談下さい。
令和4年度の計画散布も無事終了する事が出来ました。
これも生産者皆様の新しい農業への取組意欲に助けられた事と考えております。
令和5年度に向けたパンフレットが出来ましたので、ご希望の方は下記よりダウンロードして頂けます。
令和4、5年度パンフレット.pdf (0.77MB)
今年度は水稲での春の起耕前除草剤散布に始まり、元肥散布、種子空中散布、除草剤散布(初期、中期、後期)、穂肥散布、防虫防除散布、液肥散布(活性剤)と述べ100ha程を対応致しました。
特に直播散布に関しては、今年度依頼を受けた全ての生産組合法人様、個人生産者様に置いて、移植栽培以上の収量増と大変喜ばしい結果をご報告を頂きました。
また、大豆、ゴルフ場と水稲以外にも対応し、弊社運用のドローンによる散布効果にも満足して頂けた次第です。
弊社の取組に対してご興味のある方、また圃場面積が小さい、住宅街にある圃場、建造物や樹木に隣接、中山間地の棚田、他のドローンで散布を断念された方等、ご相談等承ります。
台風14号の影響もほぼ無く、春にドローンで直播散布したコシヒカリの刈入れを開始しました。
先に、台風翌日に資材商社の方にて、ドローン直播による収量等のデータ採取の為坪刈り。
資材商社より2種類の液肥サンプルを頂き、出穂後にドローン散布の効果も確認。
ハニーフレッシュ パンフレット.pdf (0.16MB)
HS-2Pro パンフレット.pdf (0.45MB)
左の稲がHS-2Proを100ml/10a散布、右の稲は散布なし
左の稲が葉の色も濃く、持った感じズッシリとしています。
ハニーフレッシュ(水和剤500g/10a)散布も全く同様で、乾燥後に籾の質量計算し収量データを出します。
期待出来そうなデータが出そうです。
散布薬剤:ダイアジノン粒状10、3kg/10a
農道を挟んで60aづつに分かれている大豆畑です。
ダイアジノン粒剤10は細粒剤で粒が大変細かく、1㎏粒剤の半分ほどの粒の為、動画での吹付が殆ど見えません。
農道を挟んで60aづつの区画となっている為、それぞれの散布時間は約14分。
粒剤の利点は、天候に左右され難く、散布時のドリフトも心配ありません。
散布後雨が降る事で土壌への浸透とガスの発生による殺虫効果があります。
液剤殺虫剤は散布時の風の影響で、隣接地に民家や果樹、他作物があると薬剤のドリフトによる影響が発生する恐れもあります。
その点、弊社のドローンはJETSEED SYSTEMで真下に薬剤を吹き付ける為作物の根元にピンポイントで散布が可能です。
また、アトマイザー散布システムにより、液体散布では液体を霧状にして作物を包み込むように散布する事で殺虫効果が非常に優れています。