インフォメーション
今年で4シーズン目となるドローン直播栽培ですが、食用米の「コシヒカリ」「こしいぶき」以外に、実家で使う少量の1反(10a)分だけですが、もち米「こがねもち」もドローン直播で行っています。
お盆の時期に出穂となり、小さな花も咲きました。
自家で切り餅やよもぎ餅、おこわ(赤飯)にしたりしています。
8/1に食酢を散布して5日が経ちました。
雑草の状態を確認すると、枯れてます!
しかし、等間隔で青く元気な草もあります。
取りあえず、撮影ドローンを飛ばしてモニターで植生NDVIデータの確認と、空撮画像の確認を行いました。
NDVI画像.pdf (0.43MB)
明かに圃場が縞模様になっています。
しっかり枯れている所と枯れ方が弱いところがハッキリと出ています。
ドローンは等間隔で往復で飛行しているので、横へシフトした際に酢の掛り方が少ないことで、枯れ方に違いが出ている事になります。
それに、NDVIデータの赤枠内は散布量を水色枠に対して50%で行ったエリアです。水色枠が計算上基本となる投下量で、紫色枠は酢の濃度が5%程低い散布エリアです。
散布量、濃度による差がある事が確認出来たので、それらを踏まえて、枯れ方の弱いところを再度散布します。
前回の飛行プログラムに散布幅を半分シフトしたルートにすれば緑色の濃いライン上を飛行散布します。
今日は曇り空で有った為、散布後の変化が遅い様でした。
また、数日後に空撮して枯れ方を確認します。
ドローン委託で3シーズンお付き合いしているコシヒカリのJAS有機認証米栽培に取組んでいる生産者の方より、食酢散布の相談がありました。
有機栽培なので、農薬を一切使わずアイガモロボや人海戦術で圃場内の雑草対策に取組まれています。
使用する食酢もJAS有機栽培で使用許可が取れている資材なのですが、どの位の量をどの様に撒のかという情報が少ないく、
全ての雑草に効果が有る訳ではないですが、圃場内にはイボクサ、オモダカが多く発生しており一番効果が出そうな条件を何とか割り出し、ものは試しで約1.2haに散布してみました。
散布後約30分程で効果が現れました!
イボクサのツヤツヤした葉につやが無くなり、部分的に変色が見られます。
更に1時間程すると、葉が干からびた様になっています。
稲への影響はみられません。
イネ科の雑草には効果はないようですが、無害な酢での除草効果に驚きました。