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2026-07-30 12:13:00

2026年7月29日(水)に開催された「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)第2回総会」(イベント詳細・総会案内はこちら)に、弊社アグリコ・クリエーションが参加してまいりました。

会場ではスマート農業の最前線に関する基調講演が行われたほか、交流会・LT大会などの充実したプログラムを通じて、多くの農業関係者・テック企業の皆様と貴重な意見交換を行うことができました。

■ 基調講演:「海外から見た、日本のスマート農業」

基調講演では、スマート農業の先進国であるオランダの最新事例や、海外視点から捉えた日本の農業における構造的課題について深い議論が交わされました。

1. オランダの最新除草ロボット「Odd.Bot」の衝撃

事例として紹介されたオランダのテック企業「Odd.Bot」の株間除草ロボット( https://odd.bot/ )は非常に先進的で興味深いものでした。

日本の従来型除草は農薬散布や機械的な刈り取りが主流ですが、Odd.Botは「画像認識AIで雑草をピンポイント識別し、アームで抜き取る」というコンセプトです。

何より興味深かったのは農家視点ではなく技術的な観点です。爪の位置制御に使われていた「パラレルリンク」という機構は、私が前職の業界で2000年頃に世界中の企業で導入ブームとなった技術でした。かつて産業用ロボットの分野で隆盛を極めた技術が、こうして屋外の農業現場に落とし込まれている点に、技術革新の面白さと可能性を強く感じました。

また、オランダのもう一つの取組事例としてジャガイモ生産者の方も紹介されました。試験的に「犬型ロボット」を導入しており、将来は大型農業機械がなくなり、ドローンや犬型ロボットが圃場(田畑)で縦横無尽に活躍する未来像が語られていました。

ここでふと、私の中でささやかな疑問が浮かびました。 「なぜ犬型ロボットなのだろう? ネコ型ロボットではダメなのだろうか?」 ファミレスで活躍する配膳用ネコ型ロボットや、国民的キャラクターの「ドラえもん」のようなネコ型ロボットは農業現場では活躍できないのか……?などと、農業におけるロボットの形状や移動機構の可能性について少しワクワクしながら妄想を膨らませてしまいました。

2. 日本農業が抱える「悪循環(Vicious Cycle)」と教育のあり方

講演では、日本の農業が直面する課題として「補助金依存」「小規模生産によるイノベーションの阻害」「高齢化や低収益による若手離れ」といった深刻な悪循環(Vicious Cycle)が指摘され、その解決策として「21世紀型スキルやハイテク技術を採り入れた農業教育・交流プログラムの刷新」が挙げられました。

【私自身の持論:交流プログラムのアップデートについて】

この「教育や交流プログラムの刷新」というテーマに関連して、私自身も日頃から感じている持論があります。

例えば、全国の小中学校で地域交流としてよく行われている「手植えによる田植え体験」があります。体験した児童からは「農家の皆さんが大切に育てたおいしいお米を大切にしたい」という言葉が聞かれ、生産者としても大変嬉しい限りですが、裏を返せば「手植えの大変さ、米づくりの重労働」という負の経験(ネガティブな記憶)を子どもたちにさせている側面もあります。

米が作られる過程を学ぶ教育としても、単に昔ながらの重労働を体験させるのではなく、現代のハイテク技術やイノベーションを取り入れた新しい交流プログラムへ見直していく必要があると強く実感しています。

■ 交流プログラム・LT大会にてスライド発表!

総会後の交流プログラムでは、著名な企業や団体が多数参加する中、弊社もLT(ライトニングトーク)大会「私の農業のアップデート」にて登壇機会をいただきました。

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スマート農業イノベーション推進会議IPCSA交流 スマート農業イノベーション推進会議IPCSA交流プログラム_LT大会

【発表タイトル】 「ドローン直播での栽培管理、収量アップの秘訣」

発表では、弊社が取り組んでいる「農業用ドローンを活用した直播栽培」の実践事例についてご紹介いたしました

  • 小規模農家や中山間地域でも導入しやすいスマート農業の実現

     

  • 播種量の最適化と全面均等播種による安定収量(慣行移植と同等の550〜600kg/10a)の確保

     

  • 新潟大学との連携(iRICE参画)や「ドローン乾田直播」といった新たな挑戦

     

発表後の交流会では、名刺交換とともに弊社のドローン直播の取り組みに対して多くのご質問や期待のお声をいただき、大変実りある時間となりました。

■ 参考リンク

■ おわりに

大規模農家だけでなく、小規模農家や中山間地域にこそスマート技術を届け、地域の持続可能な農業に貢献すること——。今回の推進会議での学びと出会いを糧に、弊社は今後も技術と現場をつなぐ農業イノベーションに挑戦し続けてまいります!